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実は簡単な《練り香水》の作り方!必要な材料からアイテム別の手順までガイド!
体温でじんわりなじみ、フワッと香る練り香水。液体の香水とはまた違ったよさがあり、せっかく香水をまとうなら「自分好みの香りが欲しい」と考える方もいますよね。実は練り香水は手作りでき、レシピや作り方の手順も簡単。また、練り香水は肌になじませるだけではなく、さまざまな使い方ができる使い勝手のよいアイテムでもあるのです。
今回は練り香水のレシピや作り方のコツ、おすすめの活用法をご紹介します。ぜひ練り香水の作り方を知って、自分好みの香りを楽しみましょう。
練り香水のよさって何?魅力を知ろう
フワッと香る
液体の香水と比べると、練り香水は使用量が目で見て分かりやすく、量の調整がしやすいアイテム。そのため、つけすぎることなくフワッとした香りをまとえます。また、揮発による香りの広がりがないため、香水の強い香りが苦手な人でも楽しめるでしょう。
ほんのり香るので香害になる可能性は低く、TPO問わずよい香りをまとえますよ。
肌への負担が少ない
液体の香水はエタノール(アルコール)が入っている製品が多く、肌が敏感な方は荒れてしまう場合があります。
一方、練り香水はベースとなるワセリンなどの油性成分に、エッセンシャルオイル(精油)などの香料を混ぜて作るため、自然由来のアイテムが多く、肌への負担が少ないのが特徴です。今まで香水を使うと肌が荒れてしまっていた方は、ぜひ手作り練り香水に挑戦し香りを楽しみましょう。
持ち運びがしやすい
練り香水は液体の香水と違い、固形やワックスなどが一般的。入れ物はアルミ製のケースやリップ型のスティック容器など、コンパクトな物が多いです。そのため、ポーチやバッグに入れやすく持ち運びしやすいので、外出先でつける場合もサッと取り出せて使いやすいですよ。
持ち運びしやすく、いつでもどこでも好きな香りをまとえるのは、練り香水の魅力の1つでもあります。
使いたい目的に合わせて手作り練り香水のベースを選ぼう
保湿力重視ならワセリン
ワセリンは肌への吸収力が低く、肌表面に留まりやすい特徴があります。そのため水分蒸発を防ぎ、肌を乾燥から守ってくれる効果が期待できるのです。ハンドクリームやボディクリームとして使いたい場合は、練り香水のベースはワセリンを選ぶとよいでしょう。
また、ワセリンには保湿効果のほかに、衣類との摩擦やホコリから肌を守る保護効果も期待できます。とくに肌が敏感な方は、ベースにワセリンを使うと肌への刺激が少なく、肌負担を減らせるでしょう。
本格的な作り方に挑戦したいのならミツロウ
市販の練り香水に近い使用感となるベースはミツロウ。綺麗に固まるので表面がなめらかとなり、おしゃれな容器に入れると市販の練り香水と比べても見劣りしませんよ。
ミツロウには、未精製と精製されたものがあります。
未精製 | ・天然成分が多く含まれているため、クリームとして使いたい場合にぴったり
・ただし、アレルギーを起こす可能性があるため敏感肌の方は注意が必要 |
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精製 | ・成分は未精製と比べると劣ってしまうが、クセがなく扱いやすい ・不純物が取り除かれているため、肌負担が少ない |
どちらのミツロウでも練り香水は作れますが、初めてミツロウを使う場合は精製されたものの方が扱いやすいでしょう。また、ミツロウだけは完成した練り香水のテクスチャーが硬すぎるため、オイルが必要となります。一緒に混ぜるオイルはホホバオイルがおすすめ。ほかのオイルと比べると酸化しにくく、出来上がったときの質感もよいため、本格的な使用感の練り香水が作れますよ。
しっとりテクスチャーが好みならシアバター
しっとりとしたテクスチャーが好みなら、ベースにシアバターを使うのがおすすめ。ベタつく心配も少なく、指の体温で溶けるため塗りやすいメリットもあります。しっとりなめらかな使い心地なので、乾燥しやすい季節にもぴったりですよ。しっとり感が続くので、香りの持続性も高いでしょう。
シアバターベースの練り香水は、ワセリンよりもしっとり感があり、ミツロウよりも材料が少なく作れます。夏場は溶けやすくなるので、置き場所には注意してください。