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部分別リンパマッサージのやり方とメリット!ツボを刺激して心ほぐれる極上のケアを
リンパマッサージに興味があっても、セルフではできないと思い込んでいる方は多いかもしれません。しかし、リンパマッサージは特別なアイテムが不要なので、初心者の方でも挑戦しやすいことが魅力。
今回は、そんなリンパマッサージの部分別の基本のやり方や具体的なメリット、注意点を解説します。日々のリラックスタイムをよりよく変化させたい方は、ぜひこの機会に取り入れてみてくださいね。
自分を癒やすひとときを。リンパマッサージのメリットとは
リンパマッサージとは?
リンパマッサージとは、身体中に張りめぐらされたリンパの方向に沿って流すマッサージ方法の1種。滞った部分のリンパを流すことで全身のめぐりが活性化し、老廃物の排出をサポートします。
近年は癒やしを求める方が増えていて、マッサージ店の需要が高まっている背景もあるため、手順が簡単なセルフのリンパマッサージへ注目が集まっているのです。
早速、リンパマッサージの具体的なメリットをみてみましょう。
リンパマッサージの5つのメリット
(1)リラックス効果
リンパマッサージには心身の緊張を解きほぐすメリットがあり、リラックス効果が高いです。実際に、リンパマッサージをしているときの「自分を癒やしたい」「疲れを取りたい」といった自身を労わる気持ちは、神経を通して脳に伝わるといわれています。
信頼している人に触れられると心が安らぐように、温かい気持ちで自分に触れることで深いリラックス効果が得られるのです。
(2)むくみケア
リンパの流れと深く関係するむくみにも、リンパマッサージが効果的。血液にはポンプの役目を果たす心臓が備わっていますが、リンパには心臓のようなポンプ機能がありません。そのため、長時間同じ体制で過ごしたり運動不足になったりすると、全身のリンパが滞ってしまいます。
むくみが気になる方はリンパマッサージを取り入れると同時に、適度な運動や十分な水分補給も見直すと、よりメリットを感じられるでしょう。
(3)血液の流れを促進
リンパマッサージには、リンパとともに血液の流れを促進させるメリットもあります。とくに手足の冷えが気になる方は、末端の血流が低下している可能性が。リンパマッサージで手足の先まで刺激すると血液の流れがよくなり全身のめぐりが整うため、悩んでいる方は習慣化してみてください。
毎日の入浴も血液循環が高まるので冷え解消に効果的ですが、ゆっくり湯船に浸かる余裕がないときは手浴や足浴もおすすめです。
(4)疲れを解消する
疲労には身体疲労と脳疲労があり、リンパマッサージはどちらにも効果的です。運動で筋肉エネルギーが低下した状態は身体疲労。一方、脳疲労は交感神経への過剰な刺激や、精神的ストレスが原因です。
肉体労働をしていないのに慢性的な疲れに悩まされているなら、脳が疲れている可能性が高いでしょう。そんな方こそ、リンパマッサージでリラックスする時間を作ってみてください。
(5)コリを予防する
セルフのリンパマッサージを覚えると疲れた部分をもみほぐす習慣が作れるので、日常的にコリを予防できるメリットがあります。
肩コリや首コリ、腰が張って痛くなるなど、身体中のコリに悩まされる方は多いでしょう。コリの原因は、ライフスタイルや姿勢などで負担がかかった筋肉に疲れが溜まること。血行やリンパの流れも滞りやすく、ますますコリを招いてしまうので、心当たりがある方はリンパマッサージがおすすめです。
セルフのリンパマッサージは忙しい大人女子にもメリット大
リンパマッサージは軽やかな毎日をサポートするメリットが多くありますが、忙しい大人の女性にとってエステに頻繁に通うのは困難ですよね。だからこそ、思い立ったら自宅でできるセルフリンパマッサージがおすすめ。好きなタイミングで自分の身体をこまめに手入れできるので、綺麗を磨きたい女性にもうってつけです。
【ポイント解説】リンパマッサージの流す方向や力加減
基本のリンパ節の位置と流す方向をチェック
リンパマッサージのやり方で大切なのは、リンパが流れる方向に沿って行うことです。まずは、【下〜上・外側〜内側】という基本的な方向だけを意識しましょう。
くわえて、大きなリンパ節がある方向に流すと効果的です。リンパ節とは流したリンパ液が一時的に集合する部分で、全身の各所に存在します。基本的なリンパ節の位置は、以下の3つです。
- ・鎖骨(さこつ)リンパ節|鎖骨部分
- ・腋窩(えきか)リンパ節|脇の下
- ・鼠径(そけい)リンパ節|足の付け根
やさしい力加減とゆっくりとした速度をキープ
セルフのリンパマッサージは、やさしい力加減で行うことがポイント。身体の表面に近い部分をリンパが流れているので、少しの刺激で十分アプローチできます。力強いやり方で行うと表層のリンパ管が押し潰されて、ねらった効果が得られないことも。
また、副交感神経を刺激してリラックス効果を高めるために、ゆっくりとした速度で行うことが基本です。速度を落としたやさしいマッサージは手の温かさも伝わりやすく、ほっとする時間を味わえるでしょう。
リンパマッサージの手はどの部分を使うの?
種類 | 使う部分 | 特徴 |
---|---|---|
流す | 手のひら/こぶし | 広い範囲にぴったり |
たたく | こぶし | 広い範囲と狭い範囲、どちらにもOK |
押す | 指/こぶし/肘 | ピンポイントの刺激が得意 |
もむ | 指/手のひら/こぶし | 滞りや硬い部分を集中ケア |
リンパマッサージで身体の広い範囲に適しているやり方は、「流す」か「たたく」手順。気になる部分へ集中的にアプローチしたいときは、「押す」か「もむ」リンパマッサージがおすすめです。
とくに手のひらやこぶしを使って流す手順は、リンパマッサージの基本のやり方なので覚えておきましょう。