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《香水》の簡単な作り方!香りの種類や調合のコツ、必要な材料一覧まで徹底ガイド
「柔軟剤や市販の香水が苦手…」「自分に合う香水が見つからない…」そんな悩みを持つ方におすすめなのが香水を自作すること。自作香水はハードルが高く感じるかもしれませんが、数種類のアイテムを揃えれば簡単に作れるのです。
今回は、初心者でも簡単に香水を手作りできるように、香りの基礎知識から基本の材料、基本の作り方まで徹底ガイドします。おすすめの香水の調合レシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
手作り香水の魅力とは?|天然アロマで自分だけの香り
天然の香料ならではの奥行きのある香り
自作香水の魅力は、何といっても天然の香料が調合されているからこそ醸し出される、香りの奥ゆかしさです。人工の香料はどうしても受け付けない方でも、自然の材料から抽出された植物や花のフレグランスは、どこか懐かしい香りがして自然と受け入れられるはず。
天然香料と人工香料の違いを表で比較してみましょう。
天然香料 | 人工香料 | |
---|---|---|
原料 | 自然界の植物から抽出 | 化学反応を利用して人工的に採取 |
メリット | ナチュラルで自然な香り | 香りが強くて持続性がある |
デメリット | 香りの持続性に欠ける | 人工の香りが苦手な場合がある |
このようにそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらが絶対よいとは言えません。ですが、人工香料が苦手な方が香水を楽しみたい場合は、天然香料の自作香水は魅力的といえるでしょう。
アロマのパワーで美容や健康にも
自作香水の魅力は、香りを楽しめるだけでなく、アロマのパワーで美容や健康にもメリットを感じることでしょう。例えば、天然香料を嗅ぐことで以下3つの働きかけが期待できます。
- ・リラックス効果で深い睡眠
- ・集中力を高める
- ・前向きな気持ちにさせる
ラベンダーやフランキンセンスのフレグランスは、副交感神経に働きかけるので緊張をほぐしてくれます。寝る前に嗅ぐことで呼吸をゆったりと整え、睡眠の質が高まるでしょう。
レモンやオレンジスイートは、香りが脳に働きかけて集中力を高めてくれます。イランイランやローズマリーは、鎮静やホルモンバランスを整える働きが期待されるため、気持ちをポジティブに切り替えてくれるでしょう。心と体の健康にアロマでアプローチできるのです。
調合は無限大!オリジナルのフレグランス
自作香水の魅力といえば、レシピの種類が無限にあり、自分だけのフレグランスを作れることではないでしょうか。その日の気分に合わせてサッと調合して簡単に作れます。基本の材料を一度揃えてしまえば、精油の種類を増やすだけで何種類もの香水を用意できるのです。
お気に入りのパターンを何本か用意して、使い分けして楽しみましょう!
手作り香水の基礎知識|3つのノートを知って脱初心者
香りの第一印象《トップノート》
香水の作り方の基本は、3つのノートを知ること。ノートとは香りの時間経過による変化に対して使われる言葉で、香りが揮発し消えてしまうまでの時間で区分された「トップノート・ミドルノート・ベースノート」の3種類に基本的に分けられます。この3つのノートの種類を知り、バランスの取れた深みのある香水を作りましょう。
トップノートは香水をつけてから約5~10分で感じられる香りを指します。揮発速度が最も早いため、つけてすぐに立つ香りですが持続性はありません。しかし、自作香水の第一印象を決めるため大切に選ぶ必要があります。トップノートにあたるフレグランスは、スイートオレンジやティートゥリーなどです。
ブレンドの軸となる《ミドルノート》
ミドルノートは約30分~2時間までの間に感じられる香りで、揮発速度はトップノートよりも遅いため自作香水のメインの香りとなります。ブレンドの軸になるので、自分の好みのフレグランスに合わせてじっくり選びましょう。イランイランやカモミール、キンモクセイなどがミドルノートにあたります。