出典:adobestock
知っておきたい香水の基本!使用期限の見方や期限が切れた時のマネしたい活用方法
好きな香りを手軽に付けることのできる香水ですが、「使用期限はいつまでだろう」と思ったことはありませんか?期限を知らないままずっと使っていると、思わぬ肌トラブルを起こす危険性があります。また、知らない間に悪臭を周囲に放っていることも。
そこでこの記事では、香水の使用期限や期限の見方などを徹底解説します。香水の基本を知って、好きな香りを大切に使ってくださいね。
意外と知らない!香水の使用期限とは
香水の使用期限はいつまで?
医薬品医療機器等法(旧薬事法)によると、「製造後3年以内に変質するもの以外は使用期限を表示しなくてもよい」とされています。そのため、香水を含む化粧品類は「いつまでが使用期限」と明記されていません。使用期限が明記されていない化粧品類については、約3年以内となっております。
しかし、あくまでも製造後から約3年になり、開封後からではありません。また、使用方法や保管方法によって、もっと早く劣化する可能性があります。
開封後の香水は約1年
香水はいつまでも使用できるわけではなく、開封後は約1年が推奨されている使用期限です。1度開封すると光や空気にさらされて酸化が進むだけでなく、皮膚からの皮脂や雑菌が入り込み、少しずつ劣化が進む原因に。
劣化した香水を使用すると、肌トラブルを引き起こしかねません。肌トラブルを防ぐためにも1回に付ける量をもう少し多くする、1つの香りを使い切るなど、使い方を見直してみましょう。
未開封の香水は約3年
未開封の場合は、3年以内に使い切るとよいでしょう。未開封の場合であっても、製造日や保管状態によっては3年よりも早く劣化する可能性があります。買ってしばらく経つときは、色や香りの変化がないかなど調べてから使ってください。
また、購入するときは、お店に製造日を調べられるのかを聞くことも重要です。製造日が不明でいつまでに使い切ればよいのか分からないときは、未開封だとしてもなるべく早く使い切るようにしましょう。
品質によっては10年前の香水でも使える可能性がある
未開封で保管状態がよいものであれば、10年前の香水でも使える可能性があります。これは、製造されてから品質に変化がないことが重要です。そのため、「未開封で保管状態がよければすべての香水がいつまでも使える」というわけではありません。
昔購入した香水を使うときは少量を白い布などに吹きかけ、香りや色に変化がないかを確認してください。もし変化がある場合には直接肌に付けることはやめ、捨てるかほかの方法で活用しましょう。
ブランドによっては使用期限を教えてくれるお店も
香水の箱に製造日が書かれている場合も。書かれていれば、そこからいつまでが使用期限なのかをチェック可能ですが、ブランドによって見方が異なります。
いつまでが使用期限なのか分からない場合は、販売しているブランドに問い合わせてもよいでしょう。ブランドによっては、使用期限を教えてくれる可能性があります。また、製造日が書かれていない場合でも、購入した日をお店に問い合わせるとメーカーに確認してくれる場合もありますよ。
香水の使用期限や劣化を早める原因
(1)光
光に含まれる紫外線は香水の劣化や品質の変化など、使用期限を早める原因になります。光といっても直射日光だけでなく、蛍光灯などの光もよくありません。開封後は使用するたびに、香水が入っていた箱にしまうとよいでしょう。未開封の場合は、箱のままなるべく光の当たらないところにしまってください。
おしゃれなデザインが多いですが、未開封や開封後問わず、中身が入っている状態で飾るのはやめましょう。光が当たるだけでなく、温度や湿度の変化にもつながります。
(2)温度や湿度の変化
劣化や品質の変化などの使用期限を早める原因として、温度や湿度の変化にも注意が必要です。温度や湿度の変化が繰り返されることで、香水に含まれる成分の物質内部で化学変化が起こり、品質の変化につながります。
一度品質が変化してしまうと、元には戻せません。未開封でも開封後であっても季節問わず、温度や湿度の変化が少ない場所に保管するとよいでしょう。
(3)酸素などの空気
開封後の香水は、酸素などの空気に触れています。酸素などの空気に触れることで酸化が促進され、品質の劣化を早める原因に。
開封後の使う頻度が多いほど空気に触れる回数が増えるため品質の劣化が進みますが、使う頻度が少ない場合でもゆっくりと酸化が進んでいきます。品質の劣化を防ぐためにも、使うたびにフタをきちんと閉めるようにしましょう。